親方の日記

花壇の石敷き(完成)

お客様の希望で錆色の御影石にしました。殖えすぎたスズランを取り除き整地をして完成です。
美しい花が咲くことでしょう。(世田谷区にて)

花壇の石敷き(前)

少し広い花壇が出来たので、作業性とデザインを考えて真ん中に板石を敷くことにしました。

生け垣を作りました。

40年ほど経ったサワラの生け垣が在りましたが、締め直しが出来ない状態だったのでお客様の要望により思い切って取り替えました。
樹種はレッドロビン(西洋紅カナメモチ)にしました。杉並区にて

剪定鋸購入2

私の一番よく使う7寸(21cm)の剪定鋸です。
一般的に鋸は横引きの場合、長さと1寸(約3cm)当たりの刃(目とか山とも言う)数で表します。
その他、形、厚さ、刃の形(江戸目、ばら目等)用途によってかなりの違いがあります。
また、何年かつかえそうです。もちろん目立てはします!

剪定鋸購入

毎年5月末頃、新宿のデパートで全国伝統工芸品展があり、千葉は鴨川から中屋雄造正直という屋号の鋸屋さんが来ます。

ここの鋸はヤスキ鋼で造られていて焼き入れが硬く長切れするので愛用しています。硬い梅や樫の枝もバッチリ切れます。

ただ、硬焼きなので上手に使わないと折れるから注意が必要です。
私は十年以上使っていますがまだ一本も折っていません。
(強く引いても戻すときは優しく!)

ホームページもあり、中屋雄造 で見つけられます。製品の他、ご主人と息子さんの顔も見られます。

写真は売り場での伝統工芸師、粕谷 實氏と様々な鋸。

本式の生垣を造りました。(3)

写真は親柱付近の詳細です。

竹は、胴縁・押し縁共に留め(ななめ)に切って
親柱・木・立て子を挟むようにします。ですから、木を直接縛らないので成長に伴い縄が食い込んで傷めることはありません。

立て子はスペーサーの役目を果たします。

あとは木の成長と共に刈り込んで形を造って行きます。
お客様も良い物ができたと喜んでくださいました。(世田谷区にて)

本式の生垣を造りました。(2)

結束が終わり枝を切りそろえて完成しました。

建築の為ネットが張られてしまい、写真は裏側からですが
構造が良く分かるとおもいます。

木はラカンマキです。
イヌマキより成長が遅く枝が密なので美しく仕上がると思います。

本式の生垣を造りました。(1)

地盤が低かったので黒土を搬入し、平らにしました。

親柱を決めて水糸を張り、間柱を立てているところです。
材料は耐久性の高いヒノキを用いました。

この後、唐竹の胴縁を打ち付け⇒木の植栽⇒立て子⇒押し縁を
当ててシュロ縄で結束します。

加工した石の利用

土留めブロックの間の階段として利用しました。
加工は前面と上面の2面です。

石材の手加工

階段に使えそうな石があったので、
“ビシャン”という打撃面が凸凹の道具で
石材の表面を平らに加工している状況です。